昔話をふり返りたくなった

中学から現在までの恋愛歴のまとめ。自分への戒めも込めて。片思い、告白、恋愛、別れ、女性不信、復活、などなど。

怒られてしまった。。。悲しませてしまった。。。

 

飲み会が好きです。

知らない人と話すの大好きです。

一応人見知りですが。

最初はシラフで自己紹介。

そのうち酒回ってだんだん仲良く。

日本語英語韓国語飛び交う飲み会。

毎回楽しみです。

 

そこに行けばもちろん友達はできるわけで。

友達は男か女であるわけで。

飲み会終わった後でもLineやらKakaoやらで連絡はとれるわけです。

 

飲み会で知り合った友達とはその飲み会以外で飲みに行く。

これがまた仲良くなるのに必要かなと思っております。

なので男友達とクラブ行ったり。

男2女2でバーはしごしたり。

あっちこっち行くわけです。

 

そんな中、今月初めには例によって飲み会で知り合った友達の地元にいって飲んできました。

そしたらば友達の友達も来るそーな。

もちろんOK。

問題なし。

結果、男俺一人という稀有な状況。

まぁ別段気にせず飲み屋いきましたよ。

そして何もなく帰ってきましたよ。

そりゃ一応いま彼女さんいますし。

なにかあったら顔向けできません。

すでに大学編読んでる方なら何を今更とか。

思うかもですが。

大切な人を悲しませたくは無いものです。

 

しかしです。

彼女にその飲み会にいったことについて言及されまして。

浮気だねと言われました。

 

俺はびっくり。。。

というのも、付き合い始めた頃から

二人でいる時間も大切だけど友達も大切だよね。

だから友達とご飯行ったり飲みに行くのもお互い気にしないようにしよう。

異性と行ってもいいけど相手にいちいち報告する必要なし。

手つないだり体の関係もったら浮気と判断するけどね。

ということを決めていたわけですよ。

 

その取り決めの中での今回の浮気発言。

当然俺は浮気じゃないでしょというわけですな。

彼女は収まりませんな。

あんたが浮気したならあたしもするから。

 

この浮気の定義をどうとらえるべきか。

体の関係を持つということか。

ただ飲みに行くということか。

ただ今自分気が気でないです。

そんな中ケータイ紛失。

これは困った。

 

連絡はとれているけど電話したい。

そして以前に取り決めていたとはいえ彼女を悲しませたのは事実。

ちゃんと謝りたいし自分の気持ちを改めて伝えたい。

メールでは必死に伝えたけれども。

他の男のとこに行くと思うと落ち着いていられない。

 

そして結果、飲み会に行くときは彼女の許可をとるようにとのこと。

なんで?
嫌だから。

すべての飲み会許可制?
すべてじゃなくてもいいけど仕事関係とか交流会以外で個人的に行くのは許可制。

らしいです。

束縛と感じたし信用されてないって改めて感じたけれど。

彼女を悲しませたのは俺だし、立場が逆なら自分も許可制にしたくなる。

 

というわけで。

改めて付き合いの大変さを思い知ったと共に

これまで以上に彼女を大切にしようと思いました。

 

あと2chのまとめサイト。

浮気不倫系の修羅場。

めちゃこわい。

男女ともに得する人は誰もいない。

とりあえずその瞬間人生終わったって感じになる。

口約束でも結婚の約束した状態で浮気あったら慰謝料とれるらしいね。

探偵やとってしばらく泳がせて証拠とって会話記録して浮気メールも証拠としてとって。

お金も時間も無くなるしなにより精神的にきつくて一気にやせるらしい。

そりゃ仕事しながら証拠集めて自分が好きだった人が他人と交わってるとこの写真を何枚も確認しなきゃならなかったら痩せるよね。

自分の親にも相手の親にも話さなきゃだし。

 

そんな状況にはぜっっっっっっっっっっっっっっっったいになりたくないと思いました。

小学生の感想文みたいな終わりだけど。

真面目に一途に一人の人を愛していればなにも悪いことは無いな

って思いました。

まー当然ですけどね。

 

今週中に機嫌よくなってほしいなぁ。

 

 

 

 

 

 

大学3、4年編_その3

 

街で待ち合わせしてキャッチの兄さんに捕まり、飲み屋へ。

よく二次会で来る飲み屋だった。

長髪は特に腹減ってないとは言ってたものの、一応つまみを頼んで飲み始めた。

 

学校のこととか昔のこととか、なぜか長髪は俺にいろいろ話した。

まだ会うの二回目なのにここまで自己開示する人間も珍しいと思う。

気が合うのかな?

 

長髪はなかなか気が強いだけでなく酒も強かった。

ビールここまでちゃんと飲める女性見たのも初めてだった。

 

そして長髪との飲みが始まって一時間ほど経った頃。

メールが来た。

俺は振られた。

 

 

もちろん長髪に報告。

そして世話になった友人たちにも報告。

いままでありがとうございましたと。

 

 

長髪: もう飲むしかないね。

 

: そうだね。飲むしかない。

 

正直飲む気分ではなかった。

胃がふさがっていた。

ビールが喉通らない。

それに長髪は気付いたのか、別の店に行こうと言ってくれた。

そこは長髪がバイトしてる飲み屋だった。

 

 

そこでいろいろ話した。

今振られたんです―とかバーテンに言ったり。

凹む日だった。

 

 

そして帰り。

なぜか俺たちは夜の川にいった。

花火を持って。

 

 

夏も近かったし花火なんてずいぶん久しぶりだった。

俺たちは昔から友達だったように意気投合した。

 

手持ち花火をいくつか。

花火の先に火をつけて。

手に持つだけ。

 

花火からは火がでる。

様々な色の火が。

それがきれいと感じるか。

ただの色と感じるか。

やっぱ人の心次第だなと思った。

 

 

そして筒から火の球が飛び出す花火を打った。

でも固定する物が無かったから石で押さえた。

川に向かって打ちこんだ。

 

しかし予想より花火の勢いは強く

一回で花火の固定は外れてしまった。

そのため花火は俺たちの方を向いた。

 

 

: 危ない!!

 

俺は叫んだ。

こんな夜にやけどなんてやってられない。

長髪の前に出た。

 

 

花火は俺たちの方を向いてはいたが、火球はあさっての方向に飛んで行った。

安堵したが気付いたら俺は長髪を抱きしめていた。

 

 

初めからそれが狙いだったんじゃないのー???

とか思う人もいるかもしれないが信じてほしい。

これは事故だ。

 

俺は謝りながら長髪を放した。

長髪は特に気にしていなかった。

それもそれでいやだが。。。

 

 

 

それから話はまたディープなものになった。

長髪は妙に落ち着いた雰囲気をもっていたが、それが納得できるような過去をもっていた。

いろいろな過去を持つ人はいるが、その人が近くにいるとは思わなかった。

 

だが俺は人の過去は気にしないやつだ。

過去がどんなであれ、そいつはそいつ。

人間である以上なにも変わらない。

 

だから逆に俺は長髪に惹かれていった。

でも俺は自分を否定した。

惹かれてはいない。

 

なぜかわからないが、ここで長髪を好きになるには覚悟がいると感じた。

少し気を抜けば長髪を好きになってしまう。

その日帰るころにはそんな状態になっていた。

惚れやすく冷めにくいのはいつまでも変わらない俺の欠点のようだ。

 

 

 

 

大学3、4年編_その2

本来ならそこで大丈夫かと肩でも支えて上げて優しい言葉の一つでもかけてあげればよかったのだろう。

しかし俺にはその時好きな人がいた。

だから酔っているとはいえ、好きでも無い女性の肩を支えるとかはしたくなかった。

浮気したやつがどの面さげていってんだと思うかもしれないが、これがその時の本心だった。

 

だからとりあえずトイレいってらっしゃいと、お水を持たせて近くにいた女性に任せた。

そしたら怒鳴られた。

おーう。

怒鳴られるの嫌いです。

そいつを。。。髪長いから長髪にするか。

長髪は女性です。

 

長髪: あんた女にもたれかかれといて放置してんじゃないよ!男だったら他の女に任せんじゃなくて責任取ったら!??

 

せ、責任ですか?

責任と言われると妊娠とかいやな思い出がよぎるが。。。

俺はなんの責任をとったらよいのでしょう。

 

: いや。。。あんまり辛そうだったからお水もたせて他の女の人に任せたんだけど。

 

長髪: あんたが行けばいいでしょう!

 

: さすがに酔った女の人と個室で二人きりになるのはまずいかと。。。あの子もやっぱ同性の方がいいでしょ?

 

長髪: はぁ!!?あんた気付いてないの!?鈍感なんだか馬鹿なんだか。

 

: はぁ。。。すいません。

 

 

俺は何に気付くべきだったのか。

とりあえずここまで言われたからには行かなきゃならんなと思い、トイレに行った。

そしたら男がやたらいた。

。。。なんで?

 

俺が任せた女の人も困っているようだった。

個室のドアが閉まらない。

なんで男ども野次馬してんの?

 

一気に気付いた。

一気に冷めた。

なんで男はこう馬鹿なんだ。

俺が言えたもんじゃないが。

というかだからこそ俺が行かなきゃダメだったのか?

 

でも俺がいってもどうしようもないからさっきの長髪に報告。

女性何人か連れていってやってくれと。

結局長髪その他がいったことでその場はおさまった。

 

 

飲み会も終わり、長髪とその可愛らしい子は帰ることになった。

長髪はその子の友達だったらしい。

そしてさっきはすまんという意味も込めて俺は二人を送っていくことにした。

そしたらもう一人男がついてきた。

俺も送っていくと。

 

俺と長髪が考えていたことは多分同じだったろう。

だからこそ完全にバリケードというか、俺と長髪で会話してその子を介抱しつつ男を蚊帳の外においた。

そしてその子のアパート近くになり、案の定男がその子を部屋まで運ぶと言いだした。

いやいやいやいやいやいやいやいや。

待ちなさい。

 

すったもんだの揚句、俺とその男はそこで待ち、長髪がその子を部屋まで運んだ。

とりあえず俺らは世間話してた。

そして長髪が戻ってきたら男は帰って行った。

 

なんだったんだと俺と長髪は顔を見合わせた。

この日は集団の男の嫌な部分を見てしまった。

虫酸が走るとはまさにこのこと。

 

長髪の帰り道は俺と同じだったようで。

一緒に帰った。

帰り道いろいろ説明した。

 

俺は今好きな人がいて、あの子がもたれかかってきたとき動揺してしまったこと。

だから自分であの子を助けられなかったこと。

すまないと思っていること。

などなど。

 

長髪も理解してくれたようだった。

好きな人がいるのに他の女から寄りかかられて喜んでる男じゃなくてよかったと。

。。。喜んでないわけじゃないが。

言うとまたややこしくなるのでやめておいた。

 

そしてこれまた長髪とは気があった。

連絡先交換して途中で別れた。

 

次の日。

俺はその好きだった人に告白した。

返事は少し待ってくださいとのことだった。

そしてそれを友人に報告し、わいわい騒いだ。

 

そしてその週末、長髪から飲みの誘いがあった。

特に予定もなかったしもちろん行きますと答えた。

 

 

 

大学3、4年編_その1

大学3年になってからの俺はバイトと勉強に勤しんだ。

バイトは充実していて楽しかった。

忙しい時はバイト仲間と毎日飲みに行った。

テスト間近のときはバイト後、飯食って図書館で徹夜し、テストを受けてまたバイトに行くという生活を続けていた。

大変だった。

 

でも楽しかった。

笑いながら大変だぜと言っていた。

これはジョークではない。

本当にバイトが楽しかった。

 

恋愛に関しては、奥手というかあまり積極的になれなかった。

好きな人はできた。

でも一歩先に進めなかった。

 

進んでもまたウタダの時のように俺ばかりが熱をあげ、相手が冷めた状態になるのが怖かった。

それに付き合ってもぽちゃ子やレジ子の時のように傷つけてしまうのではないかと考えていた。

だから好きな人ができても告白する気にはなれなかった。

ただ友達に恋愛相談してわいわい笑っているほうが楽しかった。

お前は女子中学生か、と友人に言われたこともあった。

 

でもやはり根っからのぞっこん病というか、片思い5年間(色白の話ね)していただけはあるというか。

好きな人ができるとその人のことばかり考えてしまうという癖は変わらなかった。

だからこそそれを発散するために友人に話を聞いてもらっていたのだが。。。

 

結局、友人に押し切られる形で告白したことがあったが、やはりうまくはいかなかった。

その時は悲しみ半分安堵半分だった。

いまの俺には決まった彼女がいても幸せにしてやれない気がした。

 

そしてある時、飲み会に参加した。

飲み会といってもオフ会のようなものだが。

会場が俺がいつもいっているバーだったこともあり、冷やかしで友人と参加してみた。

 

いったら大体大学生もしくは専門学校生。

若い奴らばっかり。

俺も大学三年生なら若い方だったが。

 

あまりにも勢いが凄すぎて一次会ではおなじみのバーテンダーと話してばっかだった。

バーテンダーによるとこのイベント何回かこのバーでやってるらしい。

それなのに俺はじめてきた。

 

何人かに声かけられたが話ははかどらず、ああ、はい。程度の受け答えで終わった。

酒がまわってない俺は人見知りです。

 

だから酒を飲んだ。

そのバーに友人と来たのは初めてだったから友人にテキーラおごった。

二人してエンジンかかりだした。

 

 

そしていつの間にか新しい友達ができていた。

やはり酔った時の俺の食いこみはすごい。

年上年下男女関係なし。

一緒に一気飲み。

一緒に肩組んで笑いあい。

楽しかった。

 

二次会にいっても俺の勢いは収まらなかった。

女性四、五人

おとなしい男性二人と俺。

そんな席になった。

 

そこでも俺は騒いでいた。

その時の記憶はあまりないが、その席にいたお姉さまには今でもあの時の騒ぎっぷりはすごかったねと言われる。

 

 

そして三次会。

俺も酒が冷めてきたのか、おとなしくなった。

疲れたし。

 

俺が座った席には隣に女の子がいた。

大人の女性という感じよりか可愛らしい女の子という感じだ。

その子がやたら体調悪そうだった。

 

 

: 大丈夫?お水貰おうか?

 

その子: うーん。。。大丈夫。。。

 

: ほんと?。。。一応もらっとくね。

 

その子: うー気持ち悪いかも。

 

 

あろうことか俺にもたれかかってきた。

俺はどきゅんとした。

 

可愛らしい女の子が酔ってもたれかかってくるとは。

 

 

 

大学1、2年編_その18

 

 

 

ウタダに会う回数ももちろん減っていた。

俺は会うたびにウタダを口説いた。

よくここまで強引に押せるなと自分でも思うほど、俺はウタダを口説いていた。

かなり必死だった。

このまま別れたくない。

その一心だった。

 

バイトの友人にはもちろん相談できなかった。

学校の友人にもなかなか相談できなかった。

なにしろ浮気相手になっているのである。

そしてそれが原因で授業をまともに受けられてない。

これは話したくなかった。

 

結局俺は酒に逃げていた。

よく行くバーに行き、酒飲んでバーテンに相談していた。

バーテンも深くは踏み込まず、客観的にアドバイスをしてくれた。

 

しかし相談しているうちにだんだん諦めがついてきた

レジ子と別れてから3カ月が経とうとしていた。

ウタダの煮え切らない態度を見ても彼氏と別れないことは明らかだ。

 

その女に俺は本業である学業もおろそかにし、体調も崩し、なにをやっているのか。

情けないの一言だった。

もし自分の友人がこんな状況になっていたらお前目を覚ませと飲み屋で滔々と語っただろう。

 

俺はメールを一通送った。

諦める、と。

彼氏と幸せになってくれ、と。

 

その時ばかりはウタダから返信がきた。

内心喜んでいる自分がいた。

別れのメールとはいえ、返信してくれるだけで俺は嬉しかった。

 

そしてウタダに言われた。

理想の人と運命の人は違う。

俺は理想の人であった運命の人ではなかったようだ。

俺はふっきれた。

 

以上、ぽちゃ子、レジ子、ウタダとの関係は終わった。

そして俺は大学三年生になった。

 

 

大学12年編 終わり

大学1、2年編_その17

 

 

俺は別れたことをウタダに報告した。

だがこの時はウタダと付き合うとか付き合わないとかはどうでもよくなっていた。

別れたばかりだったし恋愛をする気にならなかった。

この前まではウタダと一緒にいる時間が楽しかったのに。

こんなに人の気持ちは変わるものなのか。

 

それからウタダはたまに俺の部屋に来るようになった。

泊まることはなかったが、テレビ見たりゲームしたり。

楽しかった。

 

普段はバイトで会い、その後夕飯行ってカフェ行って。

休日ウタダに時間がある時にはウタダの家の近くで会ったりもしていた。

そして俺はだんだんウタダに惹かれていった。

 

 

レジ子と別れてから1カ月。

ウタダとは週に何回も会っていた。

だがウタダはなかなか彼氏と別れることはなく、またメールの返信も遅くなっていた。

 

そんな時、レジ子から連絡があった。

生理が来ない。

俺はレジ子の部屋にいった。

 

話を聞くと、最近は規則正しく来ていたものが今月だけこないというのだ。

レジ子は平静を装っているがかなり不安そうだった。

当然だ。

まだ大学生。

就職なんてまだまだ先。

お金を稼ぐと言ってもバイトしかない。

 

とりあえず検査するしかない。

俺とレジ子は薬局で検査キットを買った。

レジ子はどうにも決心がつかないようだった。

 

俺も気が気でなかった。

もしそうだったら。

もしできていたら。

どうやってお金を稼ぐか。

そればかり考えていた。

 

大学中退。

就職。

もしくは大学在籍したままバイトをいくつか掛け持ち。

俺の中には堕ろすという選択肢はなかった。

できていたらレジ子と一緒になるつもりだった。

 

 

数時間、気が気でない時間が過ぎた。

俺とレジ子はカフェに入り、近況を報告し合った。

レジ子の生活に変化はないようだった。

俺もウタダのことは話さなかった。

学校のことだけ話した。

 

そして夜になり、店が閉まる時間が近づいた。

 

 

レジ子: いってくる。

 

 

レジ子は検査キットをもってトイレにいった。

説明書を何回も読んで使い方を覚えていた。

俺はトイレの入り口で待った。

 

 

5分。

出てこない。

結構時間がかかるものなのだろうか。

 

10分。

出てこない。

不安になっていた。

中で気絶していたらどうしよう。

 

20分。

出てこない。

メールしても電話しても返事が無い。

俺は気が気でないという状況を通り越していた。

手は汗で濡れ、挙動も不審になっていたことだろう。

ケータイを開き、閉じ、開き、閉じていた。

まるでそれがおまじないのように。

 

25分。

レジ子は出てきた。

まるで普通の様子だった。

それが逆に俺の心臓を強く握った。

 

 

レジ子: ごめん遅くなっちゃって。

 

: 。。。できていたのか?

 

レジ子: ううん。できてなかった。

 

: そうか。。。できてて中でショックで気絶しているか動けなくなってるのかと思った。

 

レジ子: いやなかなか使い方がよくわからなくて。時間かかっちゃったごめん。

 

: そうだったのか。あれだけ読んでたから使い方分かってるんだと思った。

 

レジ子: ごめんごめん。

 

: いろいろ考えてたよ。もしできてたらお前と一緒になるかなとか。

 

レジ子: ううん。それは無い。

 

: そうか。

 

 

結局できていなかった。

俺は安堵の気持ちとレジ子を不安にさせて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

だけど最後の言葉。

レジ子はもう俺のことはふっきれて、元気になっているようでよかった。

 

あとから聞いた話では、俺と別れて1週間後に彼氏ができたらしい。

それ聞いた時は自分の棚に上げて愕然とした。

しかしその人は優しい人と俺も知っており、俺よりもその人と一緒になれてよかったなと思った。

俺なんかよりよっぽどいい人だ。

勝手な言い分だがレジ子には幸せになってもらいたい。

今頃どうしているだろうか。

 

 

そして俺は。。。

ウタダからなかなか連絡がこなくなっており、病んでいた。

朝、昼、晩とメールをしてもその日、次の日には返ってこず、3日に一回返信が来ればいい方だった。

俺は胃痛がひどくなり、授業もまともに受けられない日が続いていた。

それくらい俺はウタダに惚れこんでいた。

男とはつくづく馬鹿な生き物だ。

俺だけかも知れんが。

 

 

 

 

大学1、2年編_その16

 

そしてある夜。

俺はウタダの家にいった。

その日親はいた。

ウタダが親と話している間に俺は部屋に入った。

 

冒険感覚だった。

そして入ってウタダを待った。

 

ウタダの部屋はレジ子のものとは違い、ものが多かった。

俺は不安半分楽しさ半分だった。

その夜はもちろん泊まった。

 

俺たちは早く家を出た。

俺は罪悪感と充実感に満たされていた。

俺はレジ子の部屋には戻りたくなかった。

 

 

それからウタダとはカフェにいったり夕飯を一緒に食べたりしていた。

普通の恋人のように。

ウタダは彼氏に対して恋愛感情を抱いていないと言っていた。

いつも一緒にいるからか、どきどき感がないと。

このまま一緒にいてもつまらないと。

だからそろそろ別れるつもりでいると。

その時はちゃんとした恋人として付き合ってくれないかと。

そう言われた。

 

 

俺は悩んでいた。

レジ子との生活にはもう刺激が無くなっている。

楽しくもつまらなくもない。

 

一方でウタダと付き合っているとどきどきするし楽しい。

趣味も合う。

ただあまり会えないという辛さはあったが。

 

 

 

結局俺はレジ子と別れることを決意した。

一年と少し

一緒にいたやつと別れることを決めた。

 

: レジ子。。。話があるんだが。

 

俺の声は震えていた。

緊張か、罪悪感か、それとも別れたくないという気持ちがあるからか

 

レジ子: なに?

 

: あの。。。さ。

 

レジ子: 。。。。。。

 

レジ子は何かを察したようだった。

俺は罪悪感に苛まれた。

なぜか俺がなきそうだった。

勝手だよなホント。

 

: 実は好きな人が

 

レジ子: それ以上言わないで。分かったから。がんばるから。もっと楽しく暮らそう?いままでより楽しく過ごそう?

 

 

俺は泣いた。

俺は好きな女に何を言わせているんだ。

ここまで言わせて男か。

最低だ。

レジ子は色々察した上で、それを背負って、泣くこともせずに二人で歩いていこうと言ってくれている。

いい女すぎる。

 

だがなぜか俺はレジ子に素直になれなかった。

いや、素直になっていた。

自分の気持ちに正直に。

レジ子の気持ちは痛いほどよくわかった。

でも俺はいまの状況を打開したかった。

 

すでに刺激の無い生活は長く続いている。

この状況にこれ以上いたくなかった。

レジ子が嫌だ、ウタダがいいとかそういう問題じゃない。

この生活のルーティーンから抜け出したかった。

完全な俺のわがままだ。

 

 

: ごめん。今は一緒にいても楽しくないんだ。一緒にいた生活、思い出をありがとう。

 

 

俺もレジ子も泣いた。

しばらくお互いなにもしゃべれなかった。

どれくらい時間がたっていたか、時はすでに深夜。

俺は自分の部屋に帰った。

 

二日後、俺は荷物をとりにもどった。

レジ子は落ち着いていてもうふっきれたようだった。

女は強い。

俺はまた泣きそうだった。

泣きたいのはレジ子だろ。

 

 

: じゃあ。。。またね。友達としてよろしく。またみんなで飲む機会あったらよろしくね。

 

レジ子: うん。またコンビニきてね。ずっとあそこにいるつもりだから。

 

: もちろん。あのコンビニは通り道だからお世話になるよ。。。じゃあ。

 

レジ子: うん。じゃあね。

 

 

俺は扉を閉めた。

体が一気に重くなった気がした。

久しぶりに味わう少しの後悔と罪悪感。

 

俺は部屋にもどった。

自分から切り出したにも関わらず、俺はもとに戻りたかった。

本当に勝手なやつ。

自己嫌悪もあった。

でも決めたんだ。

俺は進む。

あの状況でゆったり暮らして幸せな毎日もいいかもしれないが。