昔話をふり返りたくなった

中学から現在までの恋愛歴のまとめ。自分への戒めも込めて。片思い、告白、恋愛、別れ、女性不信、復活、などなど。

大学3、4年編_その7

 

 

結局そのあと俺は頻繁に長髪とメールするようにした。

もう好きっていっちゃったもんだから止まらなかった。

そして長髪と会うたびに好きってことをほのめかした。

 

でも長髪はちゃんとは答えてくれなかった。

俺も答えることを強要はしたくなかったからそれ以上は言わなかった。

 

そのうちに俺が落ち着いてきた。

好きではあるが。。。

これは遊ばれてるのか?

 

ウタダとの関係を少し思いだしてしまった。

俺が口説いても何をいってもダメ

返事もあいまい

その状況に似ていた。

これはダメなのか?

少しずつ長髪を疑ってきていた。

 

 

そんな中夏休みも終わりに近づいていた。

俺が所属している専攻では夏休みが終わるとゼミというか研究室に入ることになっている。

午前中は授業、午後は研究室といった具合だ。

また忙しい日々が始まる。

そんな中で俺は長髪に対して冷めたわけではないがとりあえず返事を待つことができる状態になっていた。

 

だがそこは大学三年生の男子。

なにか進展がなければ待つなんてできなかった。

ただでさえ12カ月ほど同棲を経験した俺だ。

もはや彼女がいないという状況が寂しくて仕方なかった。

学校の忙しさからバイトもやめなければならない時期だった。

 

そんな俺の状況を知ってか知らずか、mixiでメッセージが来た。

ただこの時期はわけのわからないメッセージが良く来ていた。

メールしましょうといってmixiメッセージするとそのうち退会したユーザーになる。

ああ、やばい奴だったんだなと分かる。

だからそう簡単にmixiメッセージを信用しないことにしていた。

 

でもこのメッセージはそうでもなかった。

なかなか退会したユーザーにならない。

まともな人なのかなと思った。

聞くと同い年の女性、隣の大学、俺のバイト先に友達がいるらしい。

ただ俺はその友達と話したことは無いが。。。

 

そんなこんなでいつの間にか会うことになった。

別に会わなくてもいいっちゃいいんだが、知らない人と話すの好きだったし新たな出会いという感じがして少しわくわくした。

俺は部屋の壁にかざる簾みたいなものを探していたからそれ一緒に買いに行こうかって話になった。

名前を。。。綾瀬はるかになんとなく似てたから綾瀬にしとくか

 

よく行く雑貨屋で待ち合わせ。

ケータイ番号もメアドも交換してないからmixiメッセージでのみやりとり

どきどきしながら待つ俺

 

 

: 綾瀬?

 

綾瀬: あ、俺くん?こんにちは。

 

: おうこんにちは。

 

綾瀬: 結構待った?この店久しぶりだったから少し迷っちゃった

 

: 全然待ってないよ。5分くらいだし。奥の方にいくつかあったから見てみようぜ

 

 

綾瀬の伸長は俺と同じくらいだった。

ヒール履いてるからそれだけ大きく見えるだけだが、肩もしっかりしててガチっとした体付きだった

髪は肩までだし正直言って第一印象としては色気は感じなかった。

 

俺らはいろいろ簾を見た

俺としてはもうこれと決めてあったが、他にどんなのがあるのか見に来たという感じだった。

結局他にいいのは無く、俺が決めてたやつにしたが他にもいろいろ雑貨見て綾瀬と話してた。

 

そして購入したわけだが、それがなかなかでかい。

これをもってカフェやらどっかに行くのは無理だった。

 

 

: これでかいね。このあと綾瀬どうする?

 

綾瀬: カフェかどっかいきたいと思ってたけどそれ大きいもんね。それ持ったままじゃカフェは入れないだろうし。。。

 

: それじゃあ俺これ部屋に置いてまた来るよ。綾瀬悪いけどカフェで待っててくれる?

 

綾瀬: いいけどどれくらいかかるの?

 

: バスだから結構かかるかも。往復で1時間くらいはかかるかな。

 

綾瀬: 1時間!?そんなに待つのやだよ。一緒に行ってもいい?

 

: 部屋に!?

 

綾瀬: うん。だめ?彼女いる?

 

: いや彼女はいないし悪くもないけど。。。片づけてないし初めて会った男の部屋行くって危ないぞ?

 

綾瀬: 俺くん危ない人なの?

 

: 危ないかもよ~???

 

綾瀬: 危なくてもいいから一緒にいくよ

 

: なんだそりゃ

 

 

ということで部屋に行くことになった。

ここまで度胸がすわってる奴だと俺が怖い。

危なくてもいいから行くってこいつの今後が不安になるな。。。